アンドリュー・ワイエス展

昨日、朝霞の芸術の森関係の知人と話しているうちに、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されているワイエス展の話になった。彼女は初日のオープニングパーティーに行って一度見ているのだけど、時間に追われてのんびり見られなかったと言う。私はワイエスの本画を見たことがないから、一緒に見に行こうと言うことになった。起きてみれば雨〜でちょっと出鼻をくじかれた観あり。

10時ちょっと過ぎに入館。まだ人が少なくて良い感じ。先ずは自画像。何時も歳取った写真ばかり見てるから、若い時もあったのね〜と、当たり前のことなのに、再確認してしまった。その後はオルソン家の丸沼の展示で見慣れた絵、のはずが、結構見てないスケッチがあった。選択眼の問題?

本画の精密さ、質感の再現力に感心。前に、ワイエスはあまりにきっちりしていて息苦しくなると言うコメントを聞いたことがある。この質感の再現力にそう思う人がいるのも分かる気がした。ただ私には、やはりそれなりの緩急があって、ここはどうしてこの程度の書き込み?と思うところもあり、それほど息苦しいとは思えなかった。前にヘルガシリーズのポスターを丸沼で見ていたので、ヘルガの絵がもっと見られるかと期待していたのだが、一枚出ていただけ。ちょっと残念。